感情に溺れてしまう前にできること

obdix001

 
「やることが沢山ありすぎて、イライラしてしまいます」
とか逆に、
「やりたいことがわからず、先行き不安で閉塞感でいっぱいです」

 

なんていう、心の叫びにも近いコメントをいただくことがあるんですが、
働くママ、いや、ママじゃなくても、
働く女性だったら、ホント、こういうお悩み多いんじゃないかと思います。

 
かくいうわたしも、娘はまだまだ手のかかる3歳児。
40代半ばの子育てって、体力の消耗も半端ないです。

 
仕事も勉強もあって、
持病マネージメントもあるので、
生活の制限ってことではその分多いかもです。

 
でもね、制限のない人なんていないし、
それが大きくても、その中で工夫していくことでしか、
こういう問題って解決しないな、と思うのです。

 
一時的に、パーっと気晴らしして解決できる悩みなら、
それもいいかと思うし、そういう時間も大切でしょうけど
パーっとの熱気が冷めた跡には、同じ悩みがそこに横たわっているんです。

 
ここで、無い!無い!!できない!!!
にフォーカスしちゃうと、
途端に自分が無力化していくんですね。

 

「なんで、できないんだろう」
「どうせ、無理」とか。

 
わたしもね、頑張りたくてもカラダが動かない、何もできない。
そんな時期があったので、よ〜くわかるんです。
気持ちも後ろ向きになるし、ホント泣きたくなりますよね。

 

病気のせいにしたり、海外で住んでることを言い訳にしたり、「だから、できない」って。

たしかに、「だから、できない」っていう事実は、今もあるのかもしれないけれど、

 

「じゃぁ、どうすればできるの?」
「どうやって、やろう?」

に、意識がシフトした時、ものごとって大きく動き出すのかな、って感じています。

 

「どうやって?」を考える時に一番大切なことって、
「何を一番大切にしたいか」なんですね。

 

 
わたしの場合は、
例えば「家族」とか「仕事」とか、そういう一つの対象物ではなく、
「こういうライフスタイルを送りたいし、5年後10年後に送っていたい」という、大きな絵があって、そこに向かっている感じなんです。

 
一番大切なのは、家族と言えば、家族なんですけど、
だからと言って、身もココロも擦り切れるほど、子育てとの両立に疲れちゃうのは、
イライラの原因になって、娘との時間の質を考えた時に、良いはずもなく。

 
家族が楽しく暮らせる、わたしの人生も充実している。
そのために、今できることは?
そのための時間や費用はどう捻出するの?
じゃぁ、これくらい働こうとか。
娘を週に何日保育に預けようとか。
時間が限られている中で、どんな働き方ならできるなとかを、考えるわけです。

 
持病マネージメントも、
わたしの場合、ヘルシーな食事、体力温存がとっても大切なので、

 
食材がヘルシーなら、多少のマンネリメニューは多めに見てもらおうとか、
無駄な反省でストレスを溜めないとか、
お願いできるところは、お任せしようとか、
罪悪感なく、NOを言える術を身につけようとか。

 

こうやって、優先順位をつけて、細分化していけば、
「できること」ってどんどん出てくるんですね。

 
定期的に、「理想のライフスタイル」「できること」書き出しておくことで、
気持ちも前向きになるし、得体の知れない不安に襲われることもなくなるかも。

 
そして、<任せること>も<出来ること>。
その中で、現実可能なところから、やってみるといいかなと思います。

 
0か100かじゃなく、自分の中で<交渉>するように
「これは諦めたくないので、ここは手放そう」みたいなバランスが、
その時、その時で、見えてくるようになります。

 
わたしも試行錯誤の日々ですが、
感情に溺れず、<工夫する>という意識を持っているようには気をつけています。
そうすると、生活がとってもクリエイティブなものに見えてくるし、家事や仕事に振り回される自分からも、少し解放されるのかなっと感じています。

 

みんな超人じゃないからね。

 

だけど、あなたの人生の主役はあなたなんだから、
イライラしたり、悲しくなったりするのも
工夫しながら、しなやかに夢の道を歩いていくのも、
自分で選べるんだよってこと。
ココロのとどかに、留めておいてくださいね。