自分らしい人生を創造していく女性の
ブランディングコンサルタント・体と心とマインドのコーチ デッカー佳世です。
病気だった私が仕事を再開するに至ったきっかけは、
8年目前の3月11日の出来事。
東日本大震災が起こった8年前、私はまだ病気療養中でした。
医師に「治らない」と言われ、それを受け入れ、
周りの多大なるサポートによって生かされ、
何もできない私でも愛されていると知り、
「こんな風にこの先もずっと時間がながれていくんだな」と思いながらも
「生きてる」という実感がない毎日を送っていました。
そんな時、大震災が起こり
テレビから伝わる現状の中に、取り残された犬猫たちを保護する人達の活動を見て、
何か役に立ちたい気持ちが強くなりました。
その頃、うちには3匹の犬と3匹の猫がおりました。
ほとんどは義母が保護してきた子達です。
この義母を筆頭に、その息子&嫁と、我が家は犬猫にはかなり弱い一家です。
傍にいる6匹を見ながら、大好きな飼い主と離れざる得なかった「その子達」を思うと胸が張り裂けそうで。
けれど、生活もままならず、自分の面倒さえ自分でみれない私個人に出来ることなど、
ほぼ無いに等しい状態でした。
この動物たちを救うために、今の私にできること。。。
いろいろ考えた結果、「もう一度WEBデザインをやってみよう」という答えにたどり着きました。
病気をしてから体力と気力面で自信がなくて避けていた大きめの案件をやって、まとまったお金を作ろう。
とにかく後のことは考えず、責任を持ってその仕事を全うしよう。と
なんだか、この「問題解決=お金で」って辺りが、
男っぽいな・・・と思うのですが、これも私なんですね(笑
お金も祈りと同じ。エネルギー・パワーです。
生活のサポートをしてくれている家族に了解を得て、
知り合いに相談し案件をいただき、無我夢中で仕事に取り組みました。
仕事で体を壊していたから、すっごく怖かったですけどね。。。
自分のためじゃない、あの子達のために。
そう思うと不思議と力が湧いて来ました。
震災の影響で、企業が広告費を大幅削減し始めていたその当時
頂いた報酬、23万円。無職だった当時の私には大きな金額です。
そのお金で、保護団体が必要としていた保護用ケージとフードをオンラインでオーダーし、
全て使い切り、寄付のお礼に、私は『もう一度仕事ができる自信』をもらいました。
その後、ありがたいことにオファーも頂くようになり
仕事をするために積極的に体調管理をするようにもなりました。
「生きる」ということに皆が直向きになっていたあの時、
私も「自分の人生を生きる」ことにもう一度向き合っていたのです。
それまでの私は、結局自分のことばかり考えていたのだと思います。
病気だから○○できない。と、自らそちらを選んでいたのですね。
「○○だから、○○できない」
これ、今の私だった「それって本当?」「したいならできる方法考えてみたら?」
って、間違いなく聞いています。
長い間、「自分を大切に」「頑張らなくていい」という言葉を都合よく解釈し、
何も出来ない・しないことの言い訳にしていました。
大切な人達のために、自分も自己成長して喜んでできる仕事。
そんな仕事をすることが私にとっての生きること。
8年前はたった1度23万円の寄付だったけれど、あれから私も経験を積んできたし
今はもっと大きな視点で、環境や機会といったものを創り出せるそんな力を持ちたいなと思っています。
働くことは生きること、人生そのものなのです。
持って生まれたもの、経験から学んだこと、
それらを使って私らしい人生を悔いなく生きたい。
それが私にとって命を大切にするということ。