「やることが沢山ありすぎて、イライラしてしまいます」
とか逆に、
「やりたいことがわからず、先行き不安で閉塞感でいっぱいです」
なんていう、心の叫びにも近いコメントをいただくことがあるんですが、
働くママ、いや、ママじゃなくても、
働く女性だったら、ホント、こういうお悩み多いんじゃないかと思います。
かくいうわたしも、娘はまだまだ手のかかる3歳児。
40代半ばの子育てって、体力の消耗も半端ないです。
仕事も勉強もあって、
持病マネージメントもあるので、
生活の制限ってことではその分多いかもです。
でもね、制限のない人なんていないし、
それが大きくても、その中で工夫していくことでしか、
こういう問題って解決しないな、と思うのです。
一時的に、パーっと気晴らしして解決できる悩みなら、
それもいいかと思うし、そういう時間も大切でしょうけど
パーっとの熱気が冷めた跡には、同じ悩みがそこに横たわっているんです。
ここで、無い!無い!!できない!!!
にフォーカスしちゃうと、
途端に自分が無力化していくんですね。
「なんで、できないんだろう」
「どうせ、無理」とか。
わたしもね、頑張りたくてもカラダが動かない、何もできない。
そんな時期があったので、よ〜くわかるんです。
気持ちも後ろ向きになるし、ホント泣きたくなりますよね。
病気のせいにしたり、海外で住んでることを言い訳にしたり、「だから、できない」って。
たしかに、「だから、できない」っていう事実は、今もあるのかもしれないけれど、
「じゃぁ、どうすればできるの?」
「どうやって、やろう?」
に、意識がシフトした時、ものごとって大きく動き出すのかな、って感じています。
「どうやって?」を考える時に一番大切なことって、
「何を一番大切にしたいか」なんですね。
わたしの場合は、
例えば「家族」とか「仕事」とか、そういう一つの対象物ではなく、
「こういうライフスタイルを送りたいし、5年後10年後に送っていたい」という、大きな絵があって、そこに向かっている感じなんです。
一番大切なのは、家族と言えば、家族なんですけど、
だからと言って、身もココロも擦り切れるほど、子育てとの両立に疲れちゃうのは、
イライラの原因になって、娘との時間の質を考えた時に、良いはずもなく。
家族が楽しく暮らせる、わたしの人生も充実している。
そのために、今できることは?
そのための時間や費用はどう捻出するの?
じゃぁ、これくらい働こうとか。
娘を週に何日保育に預けようとか。
時間が限られている中で、どんな働き方ならできるなとかを、考えるわけです。
持病マネージメントも、
わたしの場合、ヘルシーな食事、体力温存がとっても大切なので、
食材がヘルシーなら、多少のマンネリメニューは多めに見てもらおうとか、
無駄な反省でストレスを溜めないとか、
お願いできるところは、お任せしようとか、
罪悪感なく、NOを言える術を身につけようとか。
こうやって、優先順位をつけて、細分化していけば、
「できること」ってどんどん出てくるんですね。
定期的に、「理想のライフスタイル」「できること」書き出しておくことで、
気持ちも前向きになるし、得体の知れない不安に襲われることもなくなるかも。
そして、<任せること>も<出来ること>。
その中で、現実可能なところから、やってみるといいかなと思います。
0か100かじゃなく、自分の中で<交渉>するように
「これは諦めたくないので、ここは手放そう」みたいなバランスが、
その時、その時で、見えてくるようになります。
わたしも試行錯誤の日々ですが、
感情に溺れず、<工夫する>という意識を持っているようには気をつけています。
そうすると、生活がとってもクリエイティブなものに見えてくるし、家事や仕事に振り回される自分からも、少し解放されるのかなっと感じています。
みんな超人じゃないからね。
だけど、あなたの人生の主役はあなたなんだから、
イライラしたり、悲しくなったりするのも
工夫しながら、しなやかに夢の道を歩いていくのも、
自分で選べるんだよってこと。
ココロのとどかに、留めておいてくださいね。